2007/03

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2007 Jan. France,Italy

1月21日 (日) 。今日から2007年初の買い付けに向かいます。巷は暖冬の影響で厚手のアウターが振るわず、アパレル業界的には非常に厳しいシーズンであったと言われています。古着業界の仲間内でも今年はここ数年で最も厳しい冬だと聞きます。

目立って売れていたアウターもモンクレーのダウンジャケットぐらいという印象です。だからといって古着でダウンジャケットが売れていたかというとそれ程ではありませんでした。逆にスキージャケットの方が良く売れていたのが意外でした。これも暖冬の影響でしょうか。

1月21日(日曜日)午後6時 パリ、シャルルドゴール空港に到着。空港でレンタカーを借りてパリ市内に向かい、先にパリ入りしているスタッフをピックアップしてノルマンディーに向かいました。

幸い日曜日の夜なのでパリ市内の道路は車が少なくスムーズに運転出来ました。しかし車の数が少なくとも凱旋門広場のロータリーは怖い。車が進入してくるタイミングとロータリーから自分が向う道に入る時の指示が解り難く、アタフタしていると何周もロータリーを廻る事になってしまいます。

3~4車線の広い道路でもラインが無いので、自分の走っているところが正しいのか解らずこれも怖い。市街を出るととても走り易いのですが。

パリから有料の高速道路に入ると車は更に少なく、2時間弱でノルマンディーに到着。午後11時、常宿にしているホテルにチェックイン。予想通りこちらは東京に比べるとかなり寒い。車に表示されているデジタル表示の外気温度計では-2度になっていました。明日からは靴下2枚に股引(サーマルパンツ)は必需です。冬の倉庫はとにかく寒く底冷えするので足元の防寒は欠かせません。

1月22日(月)~26日(金)いつもの古着の倉庫でひたすら商品を探します。

今回はヒッコリーのプリズナーシャツのベールが見つかりました。パジャマシャツとも呼ばれているタイプで少しゆったりめで着こなしてもらうには最適なシャツです。古着好きの方にはマチ付きなどオールドのディテールを持った物もありますし、ヒッコリー柄も堪らないのではないでしょうか。またポールハーデンなどが好きな方にも気に入って頂けるスタイルだと思います。

今年は少しゆるめだけど着ても野暮ったくならないアイテムをテーマに探してゆきたいと思っています。

この他にも今回は人気の高いユーロプリントTシャツを集める事が出来ました。ユーロプリントTシャツはPickでは長らくご紹介し続けているアイテムですが、おかげさまで年々人気が上がっています。

アメリカのTシャツと比べるとボディ自体から違います。ストレッチ素材で首と袖のリブが細く、例えて言うならちょっと厚手のアンダーシャツという感じ。最近ではユーロTというカテゴリーで認知されてきました。

プリントはフロッキープリント(フェルトのような質感のプリント技法)、デザインはモダングラフィック調というところが特徴的です。また無地でも変わった色だったり、トリムの付き方にちょっとしたデザインが利いていたりと面白い物が多数あります。

1月26日 (金)。イタリアのミリタリートレンチコートが入荷してきました。色は紺・カーキの2色です。トレンチコートは暖冬の影響からか昨年(2006年)のアウターの中では最も人気が高かったアイテムと言われています。ミリタリーと言ってもイタリアものですのでシルエットも細身です。インナーは取り外しが出来ますので、これからの季節は1枚で着用して頂けます。春先のアウターを迷っている方にはお勧めです。

写真4枚目はこれも同じくイタリア軍のロングブーツです。真ん中にジッパー、その両側にシューレースとものすごいインパクト。

1月27日(土)。ノルマンディーからパリに移動して、イタリアのフィレンツェに向かいました。フィレンツェ行きの飛行機が大幅に遅れ到着したのはPM9時。

フィレンツェのダウンタウン(サンタノヴェーラ駅)行きバスはこの時間帯1時間に1本しか無く、時刻表を見ると丁度行ってしまったばかりだったのでタクシーで向かいました。

サンタノヴェーラ駅近くの常宿にチェックインするとフロントの人が自分宛だという紙袋を1つ渡してくれました。紙袋には「ようこそ再びフィレンツェへ! 遅れて大変申し訳ございませんでした。ご注文頂いたシャツが出来上がりました。月曜日は営業していますので何か変更箇所や問題があればお越し下さい。私たちのシャツを気に入って頂ければ幸いです。それでは月曜日にお待ちしています。」というメッセージ。

そうです。前回11月の終わりにこの街に来た時にオーダーしたシャツが出来上がってきたのです。部屋に入ると早速袋から出来上がったばかりのシャツを出してみました。

オーダーしたスタイルはブルックスブラザーズ・スタイルのB.D.カラー(襟)にフロントはステッチが出ていないフレンチスタイル。背中のヨーク部のプリーツは無くプレーンに仕上げました。さすがイタリア職人。とても丁寧に仕上げています。また正しいドレスシャツらしく襟の容が綺麗に仕上がっています。満足の仕上がりです。

是非Pickで企画したシャツをここで作ってもらいたいと考えています。乞うご期待。

1月28日(日)。毎月最終日曜日、サンタクローチェ教会地区で開催される蚤の市に行きました。フィレンツェやその近郊から来ている骨董屋さんが多いらしく、値段はパリのクリニアンクールとそれほどかわらない様に感じます。値段は交渉してもそれ程落ちませんでした。

古いレザーのサッカーボール、レザートランク、アンティークのホワイトブラウスなどを買いました。午後1時を過ぎると半分以上の店がお昼で閉まってしまいました。午後は3時からまた始まる様ですが、お昼までに一通り店を見返してしまったので荷物をホテルに持ち帰り他の蚤の市に行きました。

1月29日(月)。今日は古着倉庫のアポイントがあるので朝からそちらに向かいました。倉庫ではいつもの様に社長のサウロに夫人のべティーが迎えてくれました。そしてイタリアン・コーヒー(エスプレッソ)をご馳走してくれました。何かあるとエスプレッソをご馳走してくれるのでカフェイン中毒になりそうです。お陰様で仕事は順調に進みました。

夜は8時に待ち合わせをして魚料理のレストランでディナーをご馳走になりました。社長のサウロはフィレンツェ郊外のブドウ畑とオリーブ畑に囲まれた丘の上に別邸を持ち、近くの畑と契約して自家製のワインとオリーブオイルを作っているので、レストランでワインを頼むとしっかりとテイスティングします。実際、何回かボトルを交換した事もあります。

お店はトスカー風の魚料理店で、素材をシンプルに活かした料理は日本人にも良く合いそうです。魚料理なので白ワインをオーソドックスに選んだらしいですが、魚料理だから白とは限らないという事です。

また食前酒にシャンパンを頼んだ時は、それはシャンパンでは無いと言われました。シャンパンはあくまでもフランスのシャンパーニュ地方から付けた名前であって、イタリアでつくられた物はシャンパンでは無いと言う事らしいのです(スプマンテ?)。

フランス人とイタリア人のワイン文化の違いは、我々日本人からすると日本そばの関西風と関東風、或いはおでんの関西風と関東風の違いに似た物があると思いました。

僕は食前に生カキを貰い、その後は海鮮パスタを頂きました。デザートは小麦粉を揚げた様な物にヴァニラを振りかけたお菓子が出てきました。このお菓子はイタリアでは1月の復活祭の時期、伝統的にこの時期にしか食べないお菓子らしいのです。

バイヤーにとって洋服以外でもその国の文化(特に生活習慣など)を知る事は、とても重要な事だと思います。例えば現在レディースでは、アンティークリネンやコットンのホワイトブラスがとても流行っています。これにイニシャルの刺繍が入っていたりしますが、サウロ婦人ベティ(推定50歳)から教えてもらった話では、彼女たちの嫁入りに寝巻き用で10枚~20枚ぐらいまとめて作って持たされた物なのだそうです。

ですから昔はどの家にもあった物なのですが、最近はこの習慣は無くなってしまったそうです。そうですよね、この伝統が未だ続いてくれていたら僕らも見つけ易いのですが。しかし数が無ければ無いで希少性が生まれるという側面もありますね。

1月30日(火曜日)、午前10時半。フィレンツェからパリを経由して日本に帰る予定でしたが、フィレンツェの空港に到着しチェックインも済ませた後、この便が霧の為キャンセルになったと聞かされました。

前回に引き続き今回もパリから成田行きに乗り継ぐ便には間に合いません。フィレンツェの空港では霧が晴れてもどの飛行機も動きません。よくよく聞いてみるとイタリア国内の空港がストライキを実行しているというのです。

本当にこの国は良い面と悪い面があからさまです。先進国という枠をある意味超えていると思います。

サウロは、「この国はとても美しい国だけど大きな問題がある。それは教育・医療・交通。」と言っていました。自分はこの国の交通問題に良く直面します。しかし食べ物は美味しいし、街は赴きがあるし、人は陽気だし、洋服は素晴らしい、女性も綺麗、交通の他にこの国を嫌いになる理由は無いのです。

パリには最初の予定から6時間遅れる事午後6時過ぎに到着。更にパリで約5時間待たされ、夜11時発の成田行きの便に乗り、翌日1月31日(水曜日)午後6時過ぎ、無事日本帰国となりました。

スポンサーサイト

テーマ:ネットショップ - ジャンル:ファッション・ブランド

«  | HOME |  »

プロフィール

pickonline

Author:pickonline

古着 PICK Onlineのバイヤーをやっています。

 

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

 

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

 

 

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。